東京銀座の東京画廊+BTAPで関根美夫展が開かれている(3月19日まで)。関根美夫(1922―1989)は和歌山県生まれ、1954年に具体美術協会の結成に加わったが、1959年には同協会を脱退する。関根は読売アンデパンダン展で初めて「そろばん」の絵画作品を発表する。
「そろばん」の珠はその可動性と、数を示すという記号性によって、幾何学的構成のモチーフになり、珠の配置で制作年月日を読み取らせるなど、数的な謎解きを含んでいる(以上、東京画廊+BTAPの配布するちらしより)。
関根は今年が生誕100年になる。今まで知らなかった画家だが、記念の年に関根を見直す良い企画ではないだろうか。
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関根美夫展
2022年2月5日(土)―3月19日(土)
12:00―18:00(日・月・祝 休廊)
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東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階
電話0 3-3571-1808
https://www.tokyo-gallery.com/