東京吉祥寺のアートセンター・オンゴーイングで高橋大輔展「自画像」が開かれている(9月16日まで)。高橋は1980年埼玉県生まれ。2005年に東京造形大学絵画専攻を卒業している。主な個展は、switch point、トキ・アートスペース、LOOP HOLE、T&Sギャラリー、リマスタ、HARMASギャラリー、ウラノ等。2015年には東京オペラシティアートギャラリーの「絵画の在りか」にも参加し、また同じ年に川越市立美術館の「ペインティングの現在」にも4人の作家の一人として参加している。2016年には埼玉県立近代美術館の「ニュー・ヴィジョン・サイタマ」にも参加していた。近年活躍が目立っている若手作家だ。
高橋はイメージを描くのではなく、ほとんど筆触だけで作品を構成してきた。それが今回は個展のタイトルが「自画像」となっていて、会場には大きな自画像が展示されている。まさに自画像を描いていて、高橋の絵画が変わりつつあるようだ。他の作品にも素朴なヒト形が見え隠れしていて興味深かった。
前回のウラノでの個展を見ていなかったので、いつぐらいから変わりつつあるのだろうか分からない。高橋の筆触だけの作品も好きだったが、明確な形が現れればそれは面白いことになるに違いない。
個展は明日16日までだ。私が休廊日を間違えて11日に行ってしまったので紹介が遅れてしまった。なお、入場料が400円でお茶が付くシステムになっている。
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高橋大輔展「自画像」
2018年9月5日(火)−9月16日(日)
12:00−21:00(月・火 休廊)
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アートセンター・オンゴーイング
武蔵野市吉祥寺東町1−8−7
電話0422−26−8454
http://www.ongoing.jp