ギャラリー・オカベの番留京子展「Lovely Wonderland」を見る

 東京銀座のギャラリー・オカベで番留京子展「Lovely Wonderland」が開かれている(9月3日まで)。番留は富山県生まれ。1985年、創形美術学校を卒業している。1986年、ギャラリー青山で初個展。以来多くのギャラリーで個展を開いてきたが、最近はギャラリー・オカベで定期的に開催している。また国内外の版画展に参加し何度も授賞している。長く千葉県に住んでいたが、1992年より和歌山県熊野在住。今回の個展が49回目とのこと、生まれた年から毎年個展をしていれば今年49歳ということになるが、女性の年齢は分からない。



 番留は木版画を制作している。今回のメーン作品は左右5mを超える6枚のパネルを使った「日本五百名山」、五百羅漢と百名山を掛けているという。


 突き当たりの壁には「大輪向日葵」、これは版木そのものが作品で刷る予定はないとのこと。



 番留はダイナミックな形態と鮮やかな色彩が特徴で、その作品は一度見たら忘れられない。今回もほぼ2週間の会期で、日曜を除いて来週一杯まで開かれている。番留のダイナミックな世界を体験してほしい。
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番留京子展「Lovely Wonderland」
2016年8月23日(火)−9月3日(土)
11:00−18:30(最終日17:00まで)日曜日休廊
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ギャラリー・オカベ
東京都中央区銀座4-4-5
電話03-3561-1740
http://www.galleryokabe.co.jp
※銀座4丁目交差点の和光の裏手