なびす画廊の新井コー児展が始まった

 東京銀座1丁目のなびす画廊で恒例の楽しい新井コー児展「のんびり行こうよ」が始まった(11月24日まで)。新井は1973年群馬県高崎市生まれ、1996年に多摩美術大学油画専攻を卒業している。なびす画廊では2004年から今回で9回目の個展を開いている。
 新井はいつも昭和40年代の女子高生を描いている。でも画面の彼女たちは日本酒を飲みタバコを吸っている。新井に聞くと資料は見ないで想像だけで描いているという。今回参照したのは金魚すくいの屋台の骨組みと和服の女性だけだった。横断歩道の女子高生の構図はビートルズのレコードジャケットを引用している。ボートの中ではオセロをやっている。いつもの吉田拓郎のLPジャケットがないので聞くと、絵のタイトルを拓郎の歌詞から採っているとの返事だった。
 楽しい新井コー児展が始まった。






なびす画廊の新井コー児展がおもしろい(2011年11月10日)
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新井コー児展「のんびり行こうよ」
2012年11月19日(月)〜11月24日(土)
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
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なびす画廊
東京都中央区銀座1-5-2 ギンザファーストビル3階
電話03-3561-3544 
http://www.nabis-g.com/
作家のホームページ http://www7.wind.ne.jp/ko-ji/