なびす画廊の瀧田亜子展がすばらしい

 東京銀座1丁目のなびす画廊の瀧田亜子展がすばらしい(12月3日まで)。瀧田は1972年東京都生まれ。なびす画廊での個展は今回で11回目になる。特に今年、2010年、2009年、2006年は春秋と年に2回個展を開いている。しばらく前までは画面に樹影らしき形が見られたが、最近はほとんど濃淡だけの抽象になっている。今夏の「新世代への視点2011」では、同じなびす画廊に選ばれて展示した。その時の達成度に驚いたが、そのわずか4カ月後にさらにここまでの完成度を示すとは想像もできなかった。
 瀧田は紙に顔料で描いている。発色の研究に時間をかけるが、それが決まれば制作は早く、一気に仕上げてしまうという。決して派手ではないが、優れた抽象画家だ。

210x402cm

140×560cm

175×540cm

95×142cm

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瀧田亜子展 TAKITA Ako
2011年11月28日(月)−12月3日(土)
11:30−19:00(最終日 17:00まで)
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なびす画廊
東京都中央区銀座1-5-2 ギンザファーストビル3階
電話03-3561-3544
http://www.nabis-g.com