ギャラリー椿のオークションが始まる

 東京京橋にあるギャラリー椿のオークションが始まる(7月29日〜8月1日)。毎年恒例の「ギャラリー椿オークション2010」は今日から始まり日曜の8月1日午後3時に開札となる。
 オークションといってもとても庶民的で、「成り行き」と表示されているものの最低落札価格は1万円となっている。出品点数が600点を超えるので、誰も入札しない作品が毎年相当数あるようだ。ということは、あなたの他に入札する人がいないので、最低価格で落札できる可能性が高いということになる。
 入札は2枚札方式で、一人で上値と下値の二つを記入する。あなたが10,000円と15,000円で入札したとき、他に入札した人がいなければあなたは10,000円で落札できる。他の人が12,000円と14,000円で入札すると、あなたが15,000円で落札することになる。他の人が12,000円と16,000円で入札すれば、他の人が16,000円で落札することになる。
 やってみると、これがとても面白いのだ。いや、何と言っても魅力なのは相場の何分の1かの値段が付けられていることだ。ちなみに高松次郎の版画が20,000円から、恩地孝四郎の版画が成り行き、池田満寿夫の版画が30,000円から、種田山頭火の葉書が10,000円から、平山郁夫の銅版画が185,000円からなどなど。もっとも入札だから、この値段で入手できる保証はないのだが。


ギャラリー椿オークション2010
http://www.gallery-tsubaki.jp/2010/0729/0729.htm
ギャラリー椿
104-0031東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F 
tel.03-3281-7808
(アクセス)
http://www.gallery-tsubaki.jp/access.html