「ギャラリー椿オークション2016」が始まる



 今年も8月20日から京橋のギャラリー椿で恒例のオークションが始まる。
 オークションは8月20日(土)、21日(日)、22日(月)の3日間。誰でも自由に入札できる。500点近い出品点数だ。ギャラリー椿は銀座・京橋地区でも特に大きなギャラリーだが壁面はぎっしりと作品で埋められるだろう。全部見るのが大変だとも言えるし、それが楽しいとも言える。気に入った作品も必ずあるだろう。
 出品リストを見ると、作家名、作品名(種類)、最低落札価格、素材・技法、サイズ・エディション、体裁、備考の欄がある。最低落札価格は文字どおり最低の入札価格だ。
 今年は全体に安価な傾向で、岡本太郎の記念メダル原版が60万円、吉原治良の銅版画が40万円、アラーキーのポラロイド写真3点組が35万円、難波田龍起のコラージュが30万円、木内克のテラコッタが30万円などとなっている。しかし成行つまり5,000円からというのが一番多い。けっこう有名な作家の作品が成行となっている。ただし最低落札価格が1万円以下のものは無保証としますとある。つまり真贋は入札者の判断に任される。
 入札方式は1人2枚札によるもの。これは希望価格の上値、下値の2つを記入する方式で、他に入札者がいなければ下値で落札されるが、競合した場合は上値で落札するというもの。もちろん相手の入札した金額がそれより上なら相手のものになる。入札の最小単位は100円とのこと。
 なお、落札した場合は、落札価格に別途ギャラリーの手数料が10%、この手数料に対して消費税が8%加算される。10,000円で落札すれば、手数料1,000円と消費税80円がかかり、合計11,080円が支払い金額になる。
 オークションは11:00ー18:30、入札締め切りが8月22日(月)16:30、開札が同日17:00からとなっている。
 入札しなくて見るだけでも大丈夫。作品は500点近く並んでいて面白いのでぜひ行かれることをお薦めする。出品リストはギャラリー椿のホームページでみることができる。
 写真は展示作業中のもの。こんな感じで壁面をすべて覆っている。
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ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第一下村ビル1F
電話03-3281-7808
http://www.gallery-tsubaki.net