NHK-BSで五代目桂米團治の襲名披露を見た。襲名の口上が面白かった。桂小米朝改め五代目桂米團治を舞台の真ん中に、左から実父で師匠かつ人間国宝の桂米朝、小さんの孫の柳家花緑、三遊亭圓歌、林家正蔵、桂文珍、桂ざこぱが並び、司会を桂南光が勤める。落語を見るのは何年ぶりか、いやもっと見ていない。ちょっと待て、林家正蔵ってだれかと思ったらこん平じゃないか、いつから正蔵になったんだ。最長老っていうからこれも誰だろうと思ったら圓歌って、山の穴々じゃないか。なんだい、今の落語って漫談になっちゃったのかい。
その後五代目米團治の初席を放映した。「百年目」だった。初めて聞いた話だった。米團治を聞くのも初めてだった。花のあるいい落語家だと思った。
閑話休題。昔、テキ屋の親分の襲名披露に出席したことがある。同じ日本の文化としてどこか共通したものを感じた。