東京銀座のガルリSOLで丹羽啓個展が開かれている(7月22日まで)。丹羽は1994年名古屋市生まれ、2017年に金沢美術工芸大学彫刻家卒業、2019年同大学美術工芸研究科彫刻専攻を卒業し、2020年より同大学彫刻科助手を務めている。
2020年にこのギャラリーで個展をし、今回が2回目になる。
今回は黒御影石で段ボール箱を再現している。大小12個の段ボールが並んでいる。どれもムクということで重量はかなりありそうだ。
ほかに同じ黒御影石で封筒を作っている。黒御影石は世界各地数カ所で採取されたもので、その産地を送り状のように作品の一部に刻印している。
丹羽は、「世界中の物資の往来が私たちの生活や環境に多大な影響を与えているとして、この時代の記録として、遠い大地との繋がりをとどめるように世界中から来た石を段ボール箱に加工し」ている。
段ボール箱を留めるガムテープも石を磨いてそれらしく作っている。
・
丹羽啓個展「大地より」
2020年7月11日(月)―7月22日(金)
11:00-19:00(最終日17:00まで)
・
ガルリSOL
東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル6F
電話03-6228-6050