東京日本橋小舟町のガルリH(アッシュ)で木村桃子展「もれる光 のびる線」が開かれている(10月1日まで)。木村は1993年東京都生まれ、2017年に武蔵野美術大学造形学部彫刻科を卒業し、2019年に同大学大学院造形研究科修士課程美術研究彫刻コースを修了している。2019年にギャラリーface to faceとガルリHで個展をしていて、ガルリHでは今回が2回目となる。
ギャラリーの中央にレリーフ状の大きな木彫が2つ置かれている。掌を彫ったものだ。右手と左手で、大きな丸太を二つに割り、それぞれを掌の形に掘っている。高さがいずれも1200cm、幅がいずれも600cm、奥行が同じく300cmとなっている。
正面の壁には自然木の枝状の作品が設置されているが、これは多くのピースを枝状に繋げたもの、しかも芯には光ファイバーが2本通されている。枝の断面から光を当てると、他の断面の光ファイバーの断面が光るのだ。
そのほか小品が壁に数点設置されている。その一つ、モルタルと紙とインクの作品を紹介する。
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木村桃子展「もれる光 のびる線」
2022年9月18日(日)-10月1日(土)
12:00-19:00(最終日17:00まで)9/18、9/25、9/27休廊
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ガルリH(アッシュ)
電話03-3527-2545
※東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅A1・B6出口から徒歩5分