ギャラリー檜Fのシマヅヨウ彫刻展「生き物の感じ」を見る

 東京京橋のギャラリー檜Fでシマヅヨウ彫刻展「生き物の感じ」が開かれている(11月23日まで)。シマヅは1962年兵庫県生まれ、1986年に武蔵野美術短期大学専攻科を修了している。1986年より個展を続けているという。最近はここギャラリー檜Fで開いている。DM葉書に描かれたシマヅの言葉を引く。

 ここ数年来、私は有機的な形を作っています。今年の6月、私は、広い会場で作品を発表する機会を得、ケヤキの幹の大きさそのままの背の高い作品を作りました。テーマは肉的な感じです。それを会場に並べた時、大きな肉は、得体の知れない生き物のように見えました。人でも動物でもない肉の生き物。そしてそれらは不気味でありながら奇妙で滑稽な生き物にさえ見えました。そこで今回は、生き物の感じです。(後略)

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 シマヅの木彫は1本の丸太から形を彫り出す一木彫りだ。太いケヤキを彫っている。壁に設置した台には小品が並んでいる。これらも面白い。
 青梅市に住んでいて、昔山から切り出した材木がたくさん保管してあるのだという。なかなか見飽きない造形だった。
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シマヅヨウ彫刻展「生き物の感じ」
2019年11月18日(月)−11月23日(土)
11:30−19:00(最終日17:00まで)
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ギャラリー檜F
東京都中央区京橋3−9−2 宝国ビル4F
電話03−6228−6558
http://hinoki.main.jp