ギャラリーアビアントの高橋理和展「1992-2019」を見る

 東京浅草のギャラリーアビアントで高橋理和展「1992-2019」が開かれている(8月3日まで)。高橋は1953年京都府舞鶴市生まれ、1972〜73年にスペインマドリッドプラド美術館において模写の勉強をしている。1977年東京造形大学美術学部油絵科卒業。個展は銀座のギャラリー手、ギャラリーQ、なびすギャラリー、ギャラリーゴトウ、小金井のギャラリーテムズ、六本木のShonandai My Gallery、吉祥寺のギャラリー絵の具箱などで繰り返し行っている。
 紙に描かれた新しい作品がおもしろかった。その他キャンバスに油彩の作品や、金属枠と組み合わせた古い作品も展示している。タイトルにあるように、ここ30年間近くの作品を並べている。

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 高橋は単純な平面作品だけではなく、レリーフ状のものや立体作品にも挑戦している。それらが成功しているか否かとは別に、その制作の姿勢は現代美術に括られるタイプの作家だろう。

 ギャラリーアビアントは浅草駅を出て、吾妻橋を渡って隅田川を越える。アサヒビールの横を通って駅から4分ほどで到着する。目の前に大きく東京スカイツリーが立っている。
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高橋理和展「1992-2019」
2019年7月22日(月)-8月3日(土)
11:00-19:00(日曜日と最終日は17:00まで)
※7/27(土)は隅田川花火大会のため16:00まで
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ギャラリーアビアント
東京都墨田区吾妻橋1-23-30-101
電話03-3621-0278
http://abientot.main.jp/