山本弘のドローイング「猫」


 山本弘のドローイング。サインはあるが制作年が書かれていない。30代後半ころ描かれたものか。
 妻の愛子さんが猫好きで1匹飼っていた。ノアっていう名前だったと思う。モンパルナス派の画家たちのモデルの名前から採ったと言っていた。もう46年も前のことだからうろ覚えだけれど。
 猫のドローイングはたくさんあった。犬は愛子さんの実家で飼っていたのを、義母か誰かから頼まれて油彩で描いたものがある。それは写実的な絵だった。