東京京橋のギャラリー檜plusで加納野乃子展「ボーダーランド」を見る(11月10日:今日まで)。加納は1982年神奈川県生まれ、2007年に東京造形大学美術学科絵画専攻を卒業している。2003年から埼玉県の画廊を中心にグループ展に参加しているが個展は今回が初めてだという。なぜ今まで個展をしなかったのか訊くと、エネルギーがいるからとのこと。加納は鉛筆で描いているが、鉛筆の線を全く見せない。丹念に塗り重ねている。そのため今回の100号くらいの大きな作品で3カ月くらいかかっているという。このような技法の画家を見たのは初めてだった。
大きな作品。右側に、左手でバケツを持ち右手で刷毛を持つ人物像が見える。それはショウウインドウ内に展示されていたポスターとのこと。
(すべて、見やすくするため多少コントラストを強調している)
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これからは積極的に発表していくつもりですと言う。ぜひそうしてほしい。どんな展開をするのか見て行きたい。
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加納野乃子展「ボーダーランド」
2012年11月5日(月)〜11月10日(土)
11:30〜19:00(最終日17:00まで)
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ギャラリー檜plus
東京都中央区京橋3-9-2 プラザ京橋ビル3階
電話03-6228-6558
http://www2.ocn.ne.jp/~g-hinoki