小高里枝子個展のドローイング@ギャラリーゴトウ


 東京銀座のギャラリーゴトウの小高里枝子個展「Life Drawing」の鉛筆ドローイングが良かった(2月18日まで)。
 小高は1979年千葉県生まれ。2002年に東京藝術大学美術学部絵画科版画専攻を卒業し、その後同大学院版画専攻を修了している。2003年からギャラリーゴトウで今回で6回になる個展を開いている。
 小高は銅版画と鉛筆や絵の具のドローイングを展示している。この鉛筆ドローイングが良かった。小高もそれには自信があるらしく、ギャラリーの中央の壁面に12点が展示されていた。
 松の木や小鳥、遠景の山、あんみつ、リボン、その他何か分からない不思議な形態など。いずれも繊細でひそやかな作品で、声高に主張するのとは正反対のものなのだ。それらがとても好ましい。
 小高の個展は以前から見てきたが、今までそんなに印象が残っていなかった。しかし今回は強い印象を持ったのだった。
 彼女が今後どんな風に展開するのだろう。とても楽しみだ。
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小高里枝子個展「Life Drawing」
2012年2月13日(月)−18日(土)
11:30〜18:30(最終日は16:30まで)
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ギャラリーゴトウ
東京都中央区銀座1-7-5 銀座中央通りビル7F
電話03-6410-8881
http://www.gallery-goto.com