ギャラリーeitoeikoの江川純太展を見る

 新宿神楽坂の住宅街の中にあるギャラリーeitoeikoで江川純太展が開かれている(6月4日まで)。昨年の同じギャラリーでの個展に続いて2度目だが良い作品だ。江川は1978年神奈川県生まれ。2003年に多摩美術大学絵画学科日本画専攻を卒業している。2008年シェル美術賞入選、2010年トーキョーワンダーウォールに入選している。
 画廊のオーナー癸生川(きぶかわ)さんの言葉。

二次元空間における色彩と構成には、未だ底知れぬ可能性があります。(中略)気鋭の新人がみせる現代の抽象画に注目です。

 画面に色塊を散らす表現は岡崎乾二郎を連想するが、江川の作品は岡崎と異なり感覚的に美しい。昨年の個展で発表した作品と比べても、大きな変化を見せている。この後どんな風に変化していくのだろうか。江川の成長を見ていくのが楽しみだ。





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江川純太展「正解も不正解も消えた。それが答えなのか?」
2011年5月7日(土)〜6月4日(土)
12:00ー19:00(月曜・火曜日休廊)
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eitoeiko
東京都新宿区矢来町32-2
電話03-6479-6923
http://eitoeiko.com/
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神楽坂のギャラリーeitoeikoの江川純太展(2010年9月19日)