木原未沙紀個展が魅力的だ

 渋谷のポスターハリスギャラリーで木原未沙紀個展が開かれている(1月30日まで)。木原は動物を精密に描いていて、そこにレースやアクセサリーなどを貼り付けている。写実的で装飾的な不思議な作品が出現した。DM葉書に宇野亜喜良の推薦文が載っている。

木原未沙紀は空想の肖像画家である。/彼女の描く動物たちには厳然たる爵位がある。/それは胸に輝く勲章だったり、/形而上学的に輝く光背によって象徴される。
彼女の絵筆はそれを立証するために、/マニエリスティクなリアリズムの傾向をおびている。





 木崎未沙紀は1986年生まれ、2009年に武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科を卒業している。これまで何度も三菱商事アート・ゲート・プログラム・チャリティーオークションに出品している。今回が初個展だが、2月には市ヶ谷山脇ギャラリーでの「ザ・チョイス大賞展」に、7月には銀座スパンアートギャラリーのグループ展「私の劇場」に出品することが予定されている。今後の活躍が期待されているようだ。
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木原未沙紀個展
2011年1月21日(金)−1月30日(日)
13:00ー19:00(最終日は17:00まで)
会期中無休
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ポスターハリスギャラリー
東京都渋谷区道玄坂2-26-18 朝香ビル103号
電話03-5456-7218
http://posterharis.com/gallery.top.html
※渋谷駅ハチ公口から、文化村通りを東急本店の方向に向かって進み、ドン・キホーテを通り過ぎてひとつめの角を左に、次の角を左に曲がって進んだ、つきあたりのみどり色の階段を上がったところがギャラリーです。