立花隆・佐藤優の「ぼくらの頭脳の鍛え方」(文春新書)が面白い。副題が「必読の教養書400冊」で、それはすごいブックリストだ。そして同時に二人が語るエピソードがチョー受ける。特に佐藤優の暴露するスキャンダルが抱腹絶倒ものだ。
佐藤 中江兆民について今知られていることって、キンタマ酒。キンタマに酒を注いで、人にのませた話がありますよね。
立花 ハッハッハ。それ、政治の本質なんですか。
佐藤 そうですよ。昔、赤坂の料亭で、鈴木宗男さんの前で「おしめ換えてくれ」とやる東大卒のキャリア官僚がいた(笑)。お腹を出すことによって、政治家に無限の忠誠を誓うんです。若い国会議員でも、「先生の前で隠すものはありません」と言って、素っ裸になって、オチンチンを股にはさんで、山本リンダの「こまっちゃうナ」を歌っている場面を見ました。こういう官僚、政治家たちの姿を見たので、中江兆民のキンタマ酒がやはり政治の本質だと思うんです。
今日は時間がないので、このさわりだけ。
- 作者: 立花隆・佐藤優
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/10/17
- メディア: 新書
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