「ぼくらの頭脳の鍛え方」が面白い

 立花隆佐藤優の「ぼくらの頭脳の鍛え方」(文春新書)が面白い。副題が「必読の教養書400冊」で、それはすごいブックリストだ。そして同時に二人が語るエピソードがチョー受ける。特に佐藤優の暴露するスキャンダルが抱腹絶倒ものだ。

佐藤  中江兆民について今知られていることって、キンタマ酒。キンタマに酒を注いで、人にのませた話がありますよね。
立花  ハッハッハ。それ、政治の本質なんですか。
佐藤  そうですよ。昔、赤坂の料亭で、鈴木宗男さんの前で「おしめ換えてくれ」とやる東大卒のキャリア官僚がいた(笑)。お腹を出すことによって、政治家に無限の忠誠を誓うんです。若い国会議員でも、「先生の前で隠すものはありません」と言って、素っ裸になって、オチンチンを股にはさんで、山本リンダの「こまっちゃうナ」を歌っている場面を見ました。こういう官僚、政治家たちの姿を見たので、中江兆民キンタマ酒がやはり政治の本質だと思うんです。

 今日は時間がないので、このさわりだけ。

ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)

ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)