コチニール色素

 中央道の双葉サービスエリアで買ったサンドイッチの原材料の一つにコチニール色素とあった。帰宅してそれをネットで調べてみた。食品の着色料の一種で、メキシコのコチニールカイガラムシから抽出したものだ。赤色の色素として使われている。従来の赤色2号がアメリカで使用禁止になっており、その代替品として使用されている。
「KOMOのこんぶページ」から

 乾燥したコチニールを水やエタノールで抽出したものがコチニール色素となります。

 安全性について
 コチニール色素は熱や光に対して非常に強い(安定している)ため、現在ではアメリカやEU諸国など多くの国で食品の着色に使用されています。
 安全性の面では天然色素の中ではもっとも高度なレベルまで評価が行われおり、安全性についてのデータが最も多い着色料です。
 コチニール色素は、食品添加物ガイドラインで要求される安全性試験項目は全て終了しており、安全性に問題がない結果が得られています。

 サボテンで飼育されているコチニールカイガラムシ
http://homepage3.nifty.com/KOMBU/nutrient/nutrient_21.html

 このように自然物由来の着色料として広く使用されているようだ。カイガラムシは意外に利用価値が高い。ラックカイガラムシは接着剤、電気絶縁材、レコード盤、光沢剤に、イボタロウムシの白ロウは古くは工業用や薬用に用いられた。(河合省三「日本原色カイガラムシ図鑑」より)
 あ、桜餅にも入っていた。こんなエントリーを書いたら営業妨害だろうか。