「落第忍者乱太郎」の絵の変遷

落第忍者乱太郎 41 (あさひコミックス)
 「落第忍者乱太郎」略して落乱の連載が始まったのが朝日小学生新聞の1986年1月からだった。もう21年になる。当時ドマイナーなマンガで、それもそのはず作者の尼子騒兵衛の本職はOLで、なぜ自分に連載の仕事が来たのだろうと不思議がっていた。
 それがなかなか面白く好評で、やがてNHKのアニメになってブレークした。
 まだブレークする前、はじめ立風書房から単行本になって出た(1989年12月)が、売れなかったらしく1,2冊で撤退し、改めて朝日新聞社から出版された。それが今年の4月でもう41巻が出ている!


 連載漫画の初めの頃は変な絵であることが多い。「毛が3本」と歌われるオバQだって一番最初の回では毛がたくさんあった。この乱太郎も最初はこんな絵だった(上)。絵は下手だったし、乱太郎の台詞もえらくていねいだった。下の絵が後の乱太郎だ。