東京銀座のギャラリー惣で横田節子展が開かれている（７月１日まで）。横田は群馬県生まれ、今年88歳になるという。60歳から絵を描き始め、70歳でギャラリー汲美で初個展、最近は毎年ギャラリー惣で個展を開いている。
ギャラリー汲美で個展を開いたとは、オーナーの磯良卓司さんの眼鏡にかなったということだ。その時70歳！ 横田は紙に水彩で抽象作品を描いている。年齢を感じさせない若々しい作品だ。
丸木位里の母親丸木スマが70歳から絵を描き始めたことを思い出す。先ごろ亡くなった野見山暁治がパリでフランス語を習っていた老嬢マドモワゼル・セスネイが、ドストエフスキーを読みたくてロシア語を学び始めたエピソードも思い出す。何歳になって始めてもいいのだ。
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横田節子展
2023年６月26日（月）－７月１日（土）
11：00－18：30（最終日16：30まで）
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ギャラリー惣
電話03-6228-5507
