六本木のShonandai My Galleryで高橋理和展「-Timeless-」が始まった(6月18日まで)。高橋は1953年京都府舞鶴市生まれ、1972〜73年にスペインマドリッドプラド美術館において模写の勉強をしている。1977年東京造形大学美術学部油絵科卒業。個展は銀座のギャラリー手、ギャラリーQ、なびすギャラリー、ギャラリーゴトウ、小金井のギャラリーテムズなどで繰り返し行っている。
画廊の壁に貼られた高橋のコメント
こと作品に関しては一見活きが良いようでも長持ちしないものは困ると思う。一方、古くなっていてもいつまでもずっと新鮮さを保っているものがある。そんな作品にあやかりたくて展覧会サブタイトルをTimelessとした。時代の流れをもう少し長いスパンで考えたいと思う。
高橋は2004年に当時銀座にあったギャラリー汲美のグループ展に出品している。2007年に銀座のなびす画廊で個展を開いた折り、ギャラリー汲美のオーナー磯良卓司さんから、次に汲美で企画展をと声をかけられている。その直後磯良さんが亡くなりギャラリー汲美も閉廊した。磯良さんの急死がなかったら、高橋はもっと評価されていたかもしれない。同じように企画展を約束されながら、磯良さんの急死のためにそれが実現しなかった作家に梅田恭子がいる。磯良さんは作家を見分ける良い眼を持っていたようだ。
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高橋理和展「-Timeless-」
2011年6月11日(土)〜18日(土)
12:00〜19:00(最終日は17:00まで)会期中無休
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Shonandai My Gallery
東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル3階
電話03-3403-0103
http://shonandai-g.com