東京神楽坂のeitoeikoで石垣克子展「基地のある風景Ⅲ」が開かれている(2月18日まで)。石垣は1967年沖縄県石垣市生まれ、1991年沖縄県立芸術大学美術工芸学部美術学科絵画専攻を卒業、1997年に初個展を行い、その後県内外での個展を40回以上行っている。
DM葉書には「何気ない日常の景色と共に、そこにある米軍基地を描いた風景画。沖縄在住の作家、石垣克子による2018年、2019年につづく個展第三弾です」とある。
静かな風景画だが、在日米軍の存在に対する批判が内在している。
右:沖縄本島中部の宜野湾市にある佐喜眞美術館の屋上から見た風景。普天間基地の林の向こうに沖縄国際大学の校舎が見える。
沖縄本島中部の宜野湾市にある嘉数高台公園から浦添方面を眺めた風景、かつては激戦地だった。
東京港区六本木ヒルズの森タワー展望台から在日米陸軍ヘリポートと隣接する青山墓地を見下ろした風景。
沖縄本島中部にあるライカム交差点近くのキャンプ瑞慶賀を囲うキャンプ。
韓国の南北国境近くの町の景色。
沖縄本島南部の浦添市西海岸道路キャンプキンザー付近の空。上空に軍用機がよぎる。
・
石垣克子展「基地のある風景Ⅲ」
二〇二三年1月21日(土)-2月18日(土)
12:00-19:00(日月休廊)
。・
eitoeiko
東京都新宿区矢来町32-2
電話03-6873-3830