ギャラリー58の吉野辰海新作展を見る

 東京銀座のギャラリー58で吉野辰海新作展が開かれている(12月11日まで)。吉野は1940年宮城県生まれ、1959年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)油絵科入学。1960年ネオダダイズム・オルガナイザーズの一員として活躍する。1964年新宿内科画廊で個展、その後1990年から東邦画廊で10回個展を行っている。2009年からはギャラリー58で個展を繰返し、今回が6回目になる。

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 吉野は螺旋のようにねじれた体の犬の彫刻が特徴だったが、今回はその犬や少女の体が切断されている。吉野の作品の新しい展開に立ち会っているのかもしれない。

 それにしても吉野がネオダダ・オルガナイザーズの一員だったことを勉強不足で知らなかった。

 それから、東邦画廊が日本橋から京橋に移転したとき、吉野の犬の彫刻を抱きかかえて運ばされたのだった。FRPだからそれほど重くはなかったけど。

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吉野辰海新作展

2021年11月29日(月)―12月11日(土)

12:00-19:00(最終日17:00まで)日曜休廊

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ギャラリー58

東京都中央区銀座4-4-12 琉映ビル4F

電話03-3561-9177

http://www.gallery-58.com