東京木場公園の東京都現代美術館で「MOTコレクション」が開かれている(10月17日まで)。主として収蔵品を展示しているが、前回まで個展をしていたマーク・マンダースをこちらのスペースで再展示している。
まず入口すぐのアルナルド・ポモドーロの「太陽のジャイロスコープ」という大きな作品。
Chim↑Pomの「May, 2020,Tokyo(大久保駅前)―青写真を描く―」。感光薬を塗ったカンヴァスを大型看板に設置し、緊急事態宣言中晒し続けた。いわば巨大な日光写真。
大岩オスカール「オリンピアの神:ゼウス」。3枚を横に並べれば絵巻、縦に重ねれば肖像画に姿を変える、と。
大岩オスカール「ホワイトオス(カー) 森」
河原温「20 JUL. 1985 Today」。日付絵画。
平田実「ハイレッド・センター“首都圏清掃整理促進運動”」。ハイレッド・センターの昔の東京オリンピックに関連したパフォーマンスを撮影したのが平田実だった。
蜷川実花の写真作品「Light of」。蜷川実花は初め父の蜷川幸雄が演出した清水邦夫の芝居に出演していたが、俳優としては目立たなかった。次いで写真に転じて高く評価されたが、私は少しも評価できなかった。最近は映画の演出もしているが、蓮實重彦から「天性の映画監督でない人が撮っているというのが見え見えです」と言われている。
マーク・マンダース。これらがブロンズというのが驚きだ。
アンソニー・カロの彫刻。
宮島達男のデジタルカウンター作品。LEDの数字が際限なく明滅している。なぜか0はない。
・
「MOTコレクション」
2021年7月17日(土)―10月17日(日)
10:00-18:00(月曜休館)
・
ハローダイヤル050-5541-8600
https://www.mot-art-museum.jp/