東京本郷のギャラリー愚怜で古茂田杏子展が開かれている(6月26日まで)。古茂田杏子は1946年生まれ、両親とも画家で、父が古茂田守介、母が美津子、2012年に目黒区立美術館で古茂田守介+古茂田美津子展が開かれた。
今回古茂田杏子がテーマに選んだのは歌謡曲だという。いずれの作品も歌謡曲のタイトルが付けられている。そのほか、屏風や掛け軸、障子の作品、それに団扇の作品もあった。それは版画を団扇に貼り付けたものだ。いずれも古茂田の機知があふれている。そしてどこか現代の浮世絵を思わせる。
「アカシアの雨にうたれて」
「上海帰りのリル」
「星の流れに」
「矢切の渡し」
「みちづれ」
「天城越え」
「昭和枯れすすき」
「夜桜お七」
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古茂田杏子展
2019年6月17日(月)-6月26日(水)
12:00-20:00(土曜は18:00まで)日曜休廊
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ギャラリー愚怜
東京都文京区本郷5-28-1
電話03-5800-0806
http://gallerygray.aikotoba.jp
東京大学赤門前