神奈川県立近代美術館 鎌倉が来月閉館

 神奈川県立近代美術館 鎌倉が来月閉館する。土地を借りている鎌倉八幡宮との契約が切れるからだという。それを特集して13日のNHK日曜美術館は「さようなら、わたしの美術館〜"カマキン"の65年〜」と題して、神奈川県立近代美術館 鎌倉の歴史や建物などを紹介した。NHKのアナウンサー伊東敏恵井浦新に、ゲストとして鶴田真由が登場した。
 伊東がこの美術館はカマキンという愛称で親しまれてきたと紹介し、その後しきりにカマキンがカマキンがと繰り返していた。その名称に何か違和感を感じたのはなぜだろう。それで昔のちょっとしたことを思い出した。
 以前勤めていた会社が出張時などの切符の手配に近くの近畿日本ツーリストを利用していた。社内で「近ツリ」「近ツリ」と呼んでいたら、女子社員Y子から「あれは近ツー」ですよと訂正された。どうして? だって痛そうじゃないですか。なにが? 言えませんよ、そんなこと!
 初めて行ったのは1970年のムンク展だった。最終日に行ったので館内は満員電車波の混雑だった。前半を見終わった段階で疲れて、後半を見ないで帰ってきてしまった。その後のアンソール展も良かった。とても良い美術館だったので閉館は寂しいことだ。来年早々でも最後のカマキンに行ってこよう。