「写実幻想絵画展」の瀬戸照


 東京渋谷東急本店のBunkamura Boxギャラリーで「写実幻想絵画展」が開かれている(5月26日まで)。DMの言葉によると、

スーパーリアリズムの表現領域で活躍する6名のアーティストの作品を展開。彼らの飽くなき探求心から生まれた卓越した描写力と、そこに潜む現実と幻想の羽間の世界をご覧ください。

 参加しているのは、安彦文平、瀬戸照、垂戸睦月、中田和彦、深津真也、向川貴晃の6名。このうち、瀬戸照が私の好きな作家だ。小石や枯葉、野菜などをスーパーリアリズムの手法で描いている。もともとは絵本や雑誌、広告などのイラストを描いていた。実にていねいな仕事で、気がつけばイラストの世界からアートの世界へじわじわと侵出してきていた。単なるイラストではなく、アート作品になっている。
 そろそろ個展もみてみたい。



瀬戸照 細密画展が開かれている(2011年5月11日)
瀬戸照展を見る喜び(2011年1月27日)
優れた職人芸 瀬戸照展(2008年9月25日)
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「写実幻想絵画展」
2013年5月15日(水)−5月26日(日)
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Bunkamura Boxギャラリー
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1F メインロビーフロア
電話03-3477-9174
http://www.bunkamura.co.jp