2008年の読書ベスト13

 2008年はおよそ150冊の本を読んだ。その中でとても良かったものを選んだら13冊になった。そのベスト13を挙げると次のようになる。小説は3冊が再読だった。日本人作家で気に入ったものがなかった。特に思想関係で軽いものが多かった。


【小説】
ジョン・ル・カレ「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」(ハヤカワ文庫)
スタニスワフ・レム「宇宙飛行士ピルクス物語」(ハヤカワ文庫)
ナボコフ若島正・訳「ロリータ」(新潮文庫
*R. D. ウィングフィールド「フロスト気質」(創元推理文庫


【評論】
水村美苗日本語が亡びるとき」(筑摩書房
福岡伸一「できそこないの男たち」(光文社新書
富岡多恵子「釋迢空ノート」(岩波書店
*小嵐九八郎「蜂起には至らず」(講談社文庫)
小島政二郎円朝」(河出文庫
小島政二郎「小説 永井荷風」(鳥影社)
*池橋宏「稲作渡来民」(講談社選書メチエ


【思想】
柄谷行人「世界共和国へ」(岩波新書
片山杜秀「近代日本の右翼思想」(講談社選書メチエ