ギャラリー58の吉田公美展は注目だ

 銀座4丁目のギャラリー58で吉田公美展が開かれている(11月8日まで)。ギャラリーの真ん中に鉄片を溶接した大きな作品が展示されている。なんか変な形だ。不思議な形だがユーモラスでもある。周囲をぐるぐる回って見ていたら、ギャラリーオーナーの長崎さんが、これお尻ですと言う。えっ、尻? 手があるから顔だと思ったら尻なんだ!!
 全長1m70cmくらい、20cm四方くらいの鉄板を何枚も溶接して作っている。重たいので、エレベーターのない4階のギャラリーまで階段を担ぎ上げるのが大変だったという。80kgって言ってたっけ。
 吉田公美は2002年に武蔵野美術大学大学院を修了している。同様に不思議な立体を作っている窪田美樹の1年後輩だという。面白い作家だ。今後ともぜひ注目していきたい。



ギャラリー58 
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル4F
Tel・Fax 03-3561-9177
会期11月3日〜8日、12:00〜19:00(最終日17:00まで)
http://www.gallery-58.com/