東京銀座の養清堂画廊で若月公平展「描くこと自体のポイエーシス」が開かれている(12月23日まで)。若月公平は1956年埼玉県生まれ、1981年 武蔵野美術大学実技専修科研究課程版画専修修了している。現在東北芸術工科大学で教えていて、優れた弟子が輩出している。
若月の技術は見事で現代日本の銅版画家で紛れもなく第一人者と言えるだろう。長くここ養清堂画廊で個展を続けてきたが、養清堂画廊は本展示を最後にビルを建て替えることを発表した。来年1年間は閉廊となるようだ。
銀座5丁目の並木通り沿いという一等地で2階建てのビルという立地条件から、新しいビルに建て替えるという選択はある意味妥当なものだろう。新しい建物でも画廊は続けていくようだから、養清堂画廊の再開を楽しみに待っていよう。
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若月公平展「描くこと自体のポイエーシス」
2023年12月11日(月)―12月23日(土)
11:00-19:00(最終日は15:30まで)日曜休廊
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養清堂画廊
東京都中央区銀座5-5-15
電話03-3571-131