s+artsの大矢雅章展 ‘View-life force’を見る

 東京六本木のs+artsで大矢雅章展 ‘View-life force’が開かれている(11月24日まで)。大矢は1972年神奈川県生まれ、1998年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了している。その後文化庁新進芸術家インターンシップ研修員制度により加納光於氏に師事。また文化庁海外留学制度でパリに滞在した。
 1999年に銀座のすどう美術館で初個展。これは強く印象に残っている。優れた銅版画家が現れたと喜んだ。その後、版画の老舗養清堂画廊などで何回も個展をしてきている。
 ギャラリーのホームページから引く。

酸により銅を変化させて作り出す腐蝕銅版画(エッチング)を主に、身近に起こる現象の中に見える「生々流転」を表現している大矢雅章。現在は、多摩美術大学絵画学科版画専攻准教授として教鞭を執りながら、アジア、ヨーロッパをはじめ世界各国の展覧会に参加し、精力的に制作を続けている作家です。
(中略)
近年では、いつも慣れ親しんでいる庭に咲く多種多様な草花をモチーフの根源として、自身のテーマである生命の生々流転を探求しています。小さな庭に、競うように咲いては散る沢山の草花が作り出す景色は決して留まることがなく、常に変化しています。大矢にとって、それぞれの植物の持つ形や生の力の息吹、その全ては、魅力的であり、その先にある生命の神秘を考える糸口になっているのです。

 今回エッチング作品を展示しているが、同じモチーフのドローイングの作品も展示している。下に並べておいてみた。

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 s+artsはスプラスアーツと読み、以前のShonandai MYギャラリーが世代交代した画廊。同じ場所にあって、以前のオーナーの山本夫妻の娘姉妹が経営している。六本木駅乃木坂駅の中間あたりで、国立新美術館の近く、東京ミッドタウンからも近い。すぐ近くに天祖神社がある。
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大矢雅章展 ‘View-life force’
2019年11月15日(金)-11月24日(日)
12:00-19:00(最終日は17:00まで)会期中無休
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s+arts(スプラスアーツ)
東京都港区六本木7-6-5 六本木ビル3F
電話03-3403-0103
http://www.splusarts.com