東京銀座の養清堂画廊で山中現展が開かれている(6月12日まで)。山中はWikipediaによれば、1954年福島県喜多方市生まれ。東京芸術大学で油絵を学び、同大学院で木版画を専攻。1984年に西武美術館版画大賞展で受賞し、以後個展を中心に発表を続ける。各地の美術館のグループ展に参加していて、2010年には福島県立美術館で個展が行われた。
今回は油彩と水彩、そして木版画を発表している。山中の作品は造形が単純で色彩が美しく穏やかな表情をしている。それは山中の人柄を反映しているのだろう。いずれも気持ちの良い作品だ。こんな作品が玄関に飾られていれば、その家庭の雰囲気も偲ばれるのではないか。
会期は2週間と長いのでぜひ訪れてみてほしい。
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山中現展
2021年5月31日(月)―6月12日(土)
11:00-17:00(最終日15:30まで)
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養清堂画廊
東京都中央区銀座-5-15
電話03-3571-1312