東京下井草のギャラリー五峯で石垣むつみ展「居回りのこと」が開かれている(7月5日まで)。石垣は東京生まれ、文化学院デザイン科・芸術科を修了している。1993年に目黒のギャラリークラマーで個展を行い、その後ギャラリー砂翁や空想ガレリア、ギャラリーYORI、ギャラリー紡、ギャラリーf分の1、ギャラリーテムズ、ガルリSOLなどで個展を開いている。
石垣は抽象画を描いているが、しかしどこか風景が見え隠れしている印象がある。樹木であったり、庭であったり、そこに何か動きが感じられる。それが気持ちの良い画面を作っている。
画面いっぱいに文字が描かれているものもあるが、何が書かれているのだろう。FUKUSIMAとかWORLDとか数字も読み取れる。それ以上はよく分からない。ドローイングは素朴な絵が描かれていてこれも面白い。
ギャラリー五峯は「ごほう」と読んで、画廊のオーナーのお父さんの雅号だったと言う。西武池新宿線下井草駅南口より徒歩1分のところにある。
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石垣むつみ展「居回りのこと」
2021年6月25日(金)―7月5日(月)
11:00-18:00、6/30、7/1は休廊
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ギャラリー五峯
東京都杉並区下井草2-20-16 2F
電話03-3395-9956
https://www.facebook.com/gallery.goho.shimoigusa/