玄関の絵を掛け替えた



 新年に玄関の絵を掛け替えた。新しい絵は、山本弘「山沼」、油彩、6F。1976年作、山本46歳の作品。飯田市の代表的な山、風越山を後ろに、手前に白く光る沼が描かれ、中景にこれは梨の花だろうか、白い花が咲いている。飯田市の西にある風越山がやや暗く描かれていて、山の後ろには光がある。これは夕方の時刻なんだろう。西日を受け、逆光で花が白く光っている。
 5年後に亡くなる山本は、このころ具象と抽象を同時に描いていた。最晩年にあたる1973年から1979年が山本弘の豊穣の年だった。代表作、傑作が量産されたのだった。
 2018年、今年が山本弘没後37年になる。生誕88年でもある。私が初めて出会ってからもう51年にもなるのか!