「新世代への視点2013」が始まる


 東京現代美術画廊会議が主催する「新世代への視点2013」が7月22日から始まった(8月3日まで)。東京現代美術画廊会議は、12のギャラリーで構成されている。京橋ではギャラリーなつか、ギャラリイK、ギャルリー東京ユマニテ、ギャラリー川船の4軒、銀座ではコバヤシ画廊、ギャラリー現、藍画廊、なびす画廊、ギャラリーQ、ギャラリー58、ガルリSOLの7軒、それから自由が丘のgallery 21-yo-jの合わせて12軒だ。
「新世代への視点2013」のちらしから、

本展「画廊からの発言−新世代への視点2013」は東京銀座・京橋・自由が丘に位置する12の画廊に於いて、各画廊から選抜された40歳以下の若い作家の展覧会を個展形式によって、同時期に開催するすることを目的に企画されました。1993年よりスタートし、今年で14回目を迎えます。
 画廊にも幾つかの種類があると思います。個(アーティスト)が自己の視点から世界を見る場としての役割もあれば、商業的なアート・マーケットとして、売買を対象とした流通の役割もあります。前者が教育普及的且つ啓蒙的な研究の成果の発表の場であるとすれば、後者は経済的な発展を重要視した場と言えるかもしれませんが、どちらも個(アーティスト)の世界を社会に繋げ、文化的発展に即してもいます。私たちの12の画廊の集まりはどちらかと言えば前者のアーティストの考えを優先させたコンセプト・スペースとしての役割を担っていると言えるかもしれません。こうしたことからも私たちは場を提供し、同時代性の価値観を認識し、共有する「新世代への視点」というコンセプトの下に展覧会を企画いたしました。私たちは若い世代のアーティストからの視点を大切に育み、アーティストとともに発展することを心から願っております。是非ともご高覧ください。
              (東京現代美術画廊企画会議一同)

 銀座・京橋で中心的な現代美術の画廊がそれぞれイチオシの作家を取り上げている。これは何をおいても見るべきだろう。私もふだん時間がないときでも、ここに集まっている画廊は決して見逃さないようにしている。これらの画廊から出発した優れた作家たちが大勢いるのだ。
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 12の画廊とそれぞれ取り上げている作家は、
・ギャラリーなつか:遠藤美香
http://homepage2.nifty.com/gallery-natsuka/
・コバヤシ画廊:庄司和宏
http://www.gallerykobayashi.jp/
・ギャラリイK:本間洋
http://homepage3.nifty.com/galleryk/
・ギャラリー現:谷口嘉
http://g-gen.main.jp/
・ギャルリー東京ユマニテ:飯嶋桃代
http://g-tokyohumanite.jp/
・藍画廊:高橋美羽
http://igallery.sakura.ne.jp/
・なびす画廊:鈴木俊輔
http://www.nabis-g.com/
・ギャラリーQ:一色映理子
http://www.galleryq.info/
・ギャラリー58:山下耕平
http://www.gallery-58.com/
・ガルリSOL:上根拓馬
http://www005.upp.so-net.ne.jp/SOL/
・gallery 21yo-i:町田沙弥香
http://gallery21yo-j.com/
・ギャラリー川船:村上佳奈子
http://www.kawafune.jp/
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新世代への視点2013
2013年7月22日(月)−8月3日(土)
11:30−19:00(最終日17:00)全画廊日曜休廊
(gallery 21yo-jのみ7月23日(火)−8月3日(土)13:00−18:00)