デボラ・アントネッロ展がとても良い


 東京日本橋本町のギャラリー砂翁でデボラ・アントネッロ展が開かれている(7月30日まで)。デボラ・アントネッロDebora Antonelloは、1967年イタリア生まれ。ベニス・インターナショナル・グラフィック・センターを卒業している。アーティストである父親の影響を強く受けたという。絵画、オブジェ制作の傍ら、ベニスのアトリエ・アペルトに加わり版画制作を研究。イタリア、ドイツを中心に個展を多数開いている。
 2010年に日本で行われたイタリア・日本現代版画展「伝統と革新」に参加し、ギャラリー砂翁にて発表。また、2012年のイタリア・日本現代版画展「今・ADESSO」にも参加し、アートスペース・ユーメリアにてワークショップを開催した。この年、ギャラリー砂翁にて初個展。今回は砂翁での2回目の個展になる。作品はコラグラフによる版画。
 おそらく画廊主が書いたDM葉書の言葉は、「力強さと軽やかさの絶妙なバランスが魅力的で、作品から吹いてくるイタリアの微風が心地よい」。それが自然に納得される、さわやかで気持ちの良い作品だ。






 7月27日(土)16:00〜17:00にはワークショップが予定されている。コラグラフによる版画制作で自由参加。来日している作家から直接指導を受けることができる。
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デボラ・アントネッロ展
2013年7月17日(水)−7月30日(火)
11:00−18:00(最終日17:00まで)日曜休み
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ギャラリー砂翁
東京都中央区日本橋本町1-3-1渡辺ビル1F
電話03-3271-6693
http://www.jpin.co.jp/saoh
地下鉄(銀座線・半蔵門線三越前駅A1番出口より徒歩3分