東京に帰化植物のオオキバナカタバミが増えている

 ここ数年東京都内の公園や植え込みなどにオオキバナカタバミが目立っている。増えているのは、きれいな花なので植えている人がいたり、生えていても防除しないということもあるのかもしれない。
 カタバミは家紋にもなり古くからなじみの深い植物だが、最近では帰化植物ムラサキカタバミやイモカタバミ、それにこのオオキバナカタバミやオッタチカタバミが増えている。オッタチカタバミは名前とは異なって漢方薬としての効果は期待できないようだ。
 在来種のカタバミには葉の色が緑のものと赤っぽいものがある。浅野貞夫先生は同一種だとされていたが、岡山大学の笠原安夫先生はアカカタバミという別種だとしていた。最近ウェブで見た記述は別品種としていた。このあたりが妥当なように思う。