東京六本木の国立新美術館で「DOMANI・明日2020」が開かれている(2月16日まで)。文化庁が派遣して世界各地で研修した作家たち10 人が取り上げられている。それは、石内都、畠山直哉、米田知子、栗林聡・栗林隆、日高理恵子、宮永愛子、藤岡亜弥、森淳一、若林奮、佐藤雅晴だ。この中で私が面白かった数人を紹介したい。
まず若林奮、多摩の森のごみ処分場建設のため失われた自然を庭の形で再現した。
日高理恵子は樹木の枝ぶりをモノクロームで描いている。落葉した枝を描くことが多いが、常緑樹も描いている。
(上の絵の部分)
(上の絵の部分)
宮永愛子の作品は6万枚の金木犀の葉を繋いだインスタレーションだ。葉は葉脈だけにされていて、30mの長さの幅広い帯状に加工されている。
畠山直哉は郷里・陸前高田に残された津波の後にけなげに立っている樹木を撮っている。
「DOMANI・明日2020」
2020年1月11日(土)―2月16日(日)
10:00-18:00(金・土は20:00まで)火曜日休館、2/11は開館、2/12は休刊
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国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
ハローダイヤル03-5777-8600
https://www.nact.jp