ギャラリー・ビー・トウキョウの有留拓人展がすばらしい

 京橋のギャラリー・ビー・トウキョウで開かれている有留拓人展がすばらしい(12月19日まで)。

 特にこの足を拡げた女性のヌードが白眉だ。120Fを2枚使っているキャンバスは高さが2m近く、幅が260cmの大きなサイズだ。このポーズはほとんどポルノグラフィを思わせるが、とんでもない、何か崇高な感じがする。いつまで見ていても見飽きない。最近見たタブローでは最も優れた作品だ。何とこれが399,000円という安さだ。今日19日の5時までしかやってないが、ぜひ見てほしい。
 作家は1986年千葉県生まれ、今年武蔵野美術大学を卒業したという。昨年に続いて2度目の個展だが、昨年はまだベーコンの影響が強くて、印象に残ったもののここまで良くはなかった。1年でずいぶん上達したものだ。
 他に女性の顔や男性のヌード、幼児などが展示されている。


ギャラリー・ビー・トウキョウ
東京都中央区京橋3-5-4 第1吉井ビルB1
電話03-5524-1071
http://www.gallery-b-tokyo.com
11:00〜土曜日は17:00まで