毒虫に刺されたときの対策

 もう十数年前になるが、朝日新聞の読者投稿欄に興味深い投稿を見つけた。将来役に立つだろうと思いコピーを取っておいた。ただ肝腎の何年だったかを記入していなかった。7月2日(月曜日)朝刊より。
 投稿者は、静岡県 田神喜一郎(無職 72歳)

 26日付本欄「スズメバチの撃退法ないか」に私の方法を。チリ紙10枚ほどを四つ折りにし角をかんで柔らかくします。夕方、ハチが巣に戻ったころを見計らい、入り口をそのチリ紙でふさぎ、急ぎビニール袋をかぶせ、巣ぐるみ生けどりにします。
 そのまま一晩、冷蔵庫に入れて置けば、朝にはハチは、ふらふらになっているので退治できます。もし刺されたら、すぐ殺した親バチの体液を刺された所へぬり込めば、5分か10分で痛みも、はれもなく治ります。
 はれてきたら手遅れですので刺されたら、手早く親を捕まえることです。足長バチ、みつばち、さそり、ムカデなどの害虫にやられた時は、その虫の体液をぬり込むことが解毒法です。
 この方法は第2次大戦で南方作戦中、現地の人から学び、会得した貴重な体験です。

 私が刺された経験は、アシナガバチ、ミツバチくらいのものか。すべて少年の頃だった。それ以来もう刺されることはなかった。それにしてもアシナガバチは痛かった。