公園の一郭に不思議なものを見かけた。白い大きな綿毛が浮いているように揺れている。近づいてみると植物の種のようだ。なんという植物なのだろう?
綿毛の上の方の茎に小さな虫が付いている。目を近づけてみると、オレンジ色のアブラムシで、これはしばしば夾竹桃に群棲しているのが見られるキョウチクトウアブラムシに違いない。するとこの植物は夾竹桃の仲間なのか。帰宅してアブラムシ図鑑でキョウチクトウアブラムシを調べると、寄主植物は夾竹桃のほかにガガイモとフウセントウワタとあった。フウセントウワタを検索すると、風船のような実をつけた写真が紹介されており、正にこの植物が植えられていたことを思い出した。これはフウセントウワタの裂果した綿毛と種だった。そして風船唐棉はガガイモ科の植物だった。