コダクローム製造中止

 写真展でカメラマンと話したら、コダクロームが製造中止になり、イマジカでやっていた現像も現在はアメリカでしかやっていないという。驚いた! しかし、現在のフィルムの衰退時代からすれば仕方ないことではあるだろう。
 コダクロームはとにかく超微粒子のカラーポジフィルムだった。エクタクロームなどと比べると粒子の細かさがはっきりと違った。同じ被写体を同じカメラ・レンズで撮り比べるとあまりの違いに誰でも驚かされた。レンズの性能をフィルムが再現できていないことが分かるのだった。
 しかし無くなったものは仕方がない。われわれは代わりのものを手に入れたのだから。まあ、ちょっとオーバーだが「われわれの失われたものすべてに乾杯!」(バイロン)としよう。
 以前のエントリー「ネガフィルムとポジフィルムの大きな違い」(id:mmpolo:20070725)