2022-06-25から1日間の記事一覧

幸田文『木』を読む

幸田文『木』(新潮文庫)を読む。名文家といえば私にとって、佐多稲子、幸田文、そして野見山暁治だ。幸田文は幸田露伴の娘、青木玉の母親。本書は単行本が発行された1992年に読んでいるから30年ぶりの再読になる。 最初の「えぞ松の更新」はとても印象に残…