2007-04-22から1日間の記事一覧

精神の惨劇を抱えた銅版画家ー駒井哲郎

中村稔「束の間の幻影」(新潮社)は副題を「銅版画家駒井哲郎の生涯」といい優れた駒井哲郎の伝記だ。よく調べて書かれていて、駒井の生涯もその業績も内部の精神もよく分かる。 私ははじめ駒井哲郎に何の興味もなかったが、勉強のためと思って本書を読んだ…