献血をしようと日本赤十字の献血会場へ行ったら、尿酸値を下げる薬を飲んでいることを理由に採血を断られた。でも応募してきたからと小さなカードをもらった。「Skimming Barrier」と書かれたスキミングバリアカードだ。これは何だろう? カードの裏面には、
・スキミング防止措置がされており、非接触カード、交通カード(PiTaPa・ICOCA・Suica等)に重ねることにより個人情報をスキミングから守るカードです。
・本品は非接触カードをぴったり重ねることにより、独自のメカニズムにより不正なスキミングから守ります。
何だかよく分からないまま、Suicaに重ねてカード入れに収納する。帰宅しようとJRの改札口でカードをかざすがゲートが開かない。別の改札でも赤いランプが点滅する。気付いてスキミングバリアカードを外すと改札を通ることができた。
なるほど非接触カードから磁気情報が発生するのを防ぐのだ。でもSuicaに重ねたままだと改札を通ることはできない。改札ではわざわざスキミングバリアカードを外さなければならない。
それで初めて気付いたことがある。つまりこのようなカードが開発されたということは、満員電車などのように混み合ったところでは、非接触型カードの特性から専門の装置を使って情報を抜き取ることができるのだ。
そんな危険があるなんて誰も教えてくれなかった。悪賢いやつがいるものだと感心した。