東京京橋のギャラリイKで「quat+α」が開かれている(6月13日まで)。3人展で、元木孝美、石川美咲、中嶋千智が参加している。ここでは元木孝美を紹介する。
元木孝美は1975年神奈川県生まれ、2003年に東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科を修了している。2014年から東北芸術工科大学講師を努めている。今年2月にトキ・アートスペースで個展を開いたが、その時のインスタレーションがとても良かった。今回は中程度の大きさの作品を1点だけ展示しているが、これが前回にもましてとても良かった。





作品はベニヤ合板で作られた4つの細長い箱状のものでできている。箱状と言ったが、底はない。その中心にピアノ線が突き刺さっている。飛び出したピアノ線は上部で水平のピアノ線とクロスしている。それは溶接されているかと思ったら。単に磁石でくっついているだけだという。以上の説明がこの立体作品の構成の説明となる。
さて、ひと目見て素晴らしいと思ったこの作品の魅力をどのように解説したら良いのだろう。おそらく造形的に優れているのだが、それを言語化するのが難しい。
この作品1点だけで個展が成立するのではないか。今まで、トキ・アートスペース、藍画廊、ガルリSOL、ギャラリーブルー3143、The Whiteなどで元木孝美展を見てきたが、ここへ来てきわめて高い完成を達成したのではないか。
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「quat+α」元木孝美、石川美咲、中嶋千智
2026年6月8日(月)-6月13日(土)
11:30―18:30(最終日17:00まで)
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ギャラリイK
東京都中央区京橋3-9-7 京橋ポイントビル4F
電話03-3563-4578