日本橋高島屋S.C.本館6階美術画廊Xで重野克明新作展「バラバラの生活」が開かれている(9月22日まで)。重野克明は1975年千葉市生まれ、2003年に東京藝術大学大学院修士課程美術研究版画専攻を修了している。主に77ギャラリーで個展を開いていたが、高島屋美術画廊Xや養清堂画廊でも発表を繰り返している。
高島屋のホームページより、
銅版画を中心に、水墨、油彩、ドローイング、陶芸など多彩な技法によって生み出される作品は、比類のない表現力に加え、シュールを通り越した着想により描かれるモチーフも相まって、独特の世界観として多くのファンを魅了しています。













重野は私小説のような作品を描いている。それがどこまで現実なのかは不明だが、面白おかしいことは事実だ。
展覧会のタイトルについて重野は書いている。
私はしばらくバラ色の生活を繰り広げてきましたが気づけば全てがバラバラで、家も人も世の中も。
しかしバラ色が2倍になってバラバラなので悪くないと考えた私は
床の間を情熱の薔薇色に塗り変えて自画像を描く。
瞼閉じればありありとエプロン姿の可愛い娘
ユーモアをテーマに描いている画家は稀少ではないか。
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重野克明新作展「バラバラの生活」
2025年9月3に位置(水)-9月22日(月)
10:30-19:30
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日本橋高島屋S.C. 本館6階 美術画廊X
電話03-3211-4111(代表)