東京銀座のコバヤシ画廊で村上早展が開かれている(9月20日まで)。村上早は1992年群馬県生まれ。2014年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻を卒業し、2017年同大学大学院博士後期課程中退。毎年コバヤシ画廊で個展を続けていて今年が10回目になる。2016年ワンダーウォール都庁で初個展、ついでコバヤシ画廊、東京オペラシティアートギャラリー、アンスティチュ・フランセ東京ギャラリー、中国北京のギャラリーなどで個展を続けている。
受賞歴も2014年のシェル美術賞展入賞、FACE2015の優秀賞、山本鼎版画大賞展で大賞、トーキョーワンダーウォール公募2015のトーキョーワンダーウォール賞、群馬青年ビエンナーレ2016優秀賞、アートアワードトーキョー丸の内2016フランス大使賞など、輝かしい実績を誇っている。上田市立美術館で個展も開かれた。





村上は大きな銅版画を作っている。そのユニークな世界観が作る不思議な作品は、いずれも悲しみを内包しているようだ。「葦のふね」は不具の子として葦舟に乗せて捨てられたヒルコであり、「ゆりかご」と題された作品は、DM葉書では「泡となる」と題されていて、これは人魚姫のこと。人魚姫は最後に泡となって消えていく。
村上の作品は複雑な物語を内包している。
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村上早展
2025年9月8日(月)-9月20日(土)
11:30-19:00(最終日は17:00まで)日曜休廊
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コバヤシ画廊
東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1F
電話03-3561-0515
http://www.gallerykobayashi.jp/