東京銀座の藍画廊で飯島暉子展「微熱/Slight fever」が開かれている(8月2日まで)。飯島暉子は1994年神奈川県生まれ、2017年に多摩美術大学絵画科油画専攻を卒業し、2018年にフランスのナント芸術学校修士課程へ交換留学、2021年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画研究分野を修了している。
2021年文華連邦で初個展、以来、大阪や北海道、ラトビアなどで個展を開いている。
今展は毎年恒例の、銀座の画廊8軒が共同で行っている「画廊からの発言 新世代への視点2025」という、各画廊が推薦する若手作家を紹介する企画の一環だ。藍画廊はこの飯島暉子を選んでいる。
飯島のテキスト、
自分の身体を道具として扱い、周辺にある日用品や自然環境とのかかわり方を探ってきました。その結果望むようなものができなかったとしても、行為の残滓を作品として受け入れています。不成立も関係のひとつの在り方だと思うからです。
本展では、雨季のインドネシアに滞在したことで得た、のぼせるような気だるさと鮮やかな異国の日用品を用いて空間を構成します。






壁面に表裏が見えるように展示されているのは、インドネシアの新聞に色を塗ったものらしい。
加工された石鹸のオブジェが、床や壁に設置されている。石鹸は粘土のように手で捏ねて造形しているが、それを床に置いたり、壁のコンセントに充電中のスマホのように差し込んでいる。床に置いたものも、ビニールのプチプチの上に置いたり、床をきれいに磨いてあたかも白紙か何かのような上に置いてあったりする。
また今回のDM葉書を重ねて立体のように固め、その側面を磨いている。
さらにスタッフルームのドアには「SSTUFF ONLY」の文字が見えるが、その文字は床を掃き集めた埃で書いているという。
いつも尖った作家を選定する藍画廊にふさわしい展示だと言えるだろう。
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飯島暉子展「微熱/Slight fever」
2025年7月21日(月)-8月2日(土)
11:30-19:00(最終日は17:00まで)日曜休廊
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藍画廊
電話080-1046-7064
https://igallery.sakura.ne.jp/